ダイバーシティ&インクルージョンが標準装備となった多様性の時代。多くの企業がヘアカラーの自由化を提言するなど、社会におけるヘアスタイルやヘアカラーへの多様な意識は市民権を得るほどに広く定着してきました。ファッショントレンドもここ数年続いた“クワイエットラグジュアリー”から脱却すべく、守りから攻めのスタイルへと動きだしています。
2025年NHDKニューヘアモード「Venom」(ヴェノム)は英語で「毒」という意味ですが、ファッションやヘアメイクにも、ちょっとした毒っ気を感じさせることで、心地よい違和感を感じさせ、攻めの姿勢を表しています。
アートやストリートカルチャーを取り入れ、往年のパンクファッションとは違い、現代のパンクスタイルを提案いたします。
今期も異なるアプローチで二つのヘアデザインを創作しました。一つはウェットなテクスチャーで、ヘヴィウェイトなグラデーションボブ。もう一つは、表面に軽さを感じるマッシュウルフスタイルです。どちらも、フェイスラインをタイトに仕上げ、サイドからバックにかけて無造作な動きがあることが共通のポイントです。
もっと自由に、力強く、今を楽しむ攻めの姿勢で、時代を謳歌してほしい。という思いを込めて創作いたしました。
自分らしいスタイル提案に活用して頂ければと思います。
委員長
計良 宏文
副委員長
石渡 知花 / 桜井 靖浩 / 松木 宏紀
設定委員
篠谷 信寛 / 土居 一生 / 原口 裕匡 / 山本 直
モード委員
岡田 敏明 / 坂本朋広 / 竹野内宏明 / 寺井 誠
別所 宣彦 / 宮間孝仁
美容協同組合 日本ヘアデザイン協会